2019/02/05

by 考え方でテニスは変わる①

皆さんこんにちは。

今回からブログのカテゴリーの中に「オンラインレッスン」なるものを追加しました。

ブログ内でレッスンの内容やテニスについてのアドバイスを記載する場合、

「コーチのつぶやき」とはカテゴリーを分けたいな、と思ったのが理由です。

さて、最初の投稿です。

 

私は考え方でテニスは大きく変わると思っています。

今回からゆっくりではありますが、

いつもレッスンで伝えさせてもらっている考え方を

共有していければと思っています。

今回のテーマは「ミス」。

試合に出ている方に試合のお話を聞くと、

絶対に出てくるのは「こうやってミスした」、「あのタイミングでミスした」など

ミスについての話です。

 

これは仕方ない話なのです、なぜならポイントのほとんどがどちらかのミスで終わるからです。

どんなに「良いショット」を打ってもエースで決めない限り、

その後のラリーが続いていているため、記憶には残りづらいですよね。

むしろその後自分がミスをしたとしたら「良いショット」は忘れ去られてしまうことがほとんどかと思います。

相手に決められた場合はもちろん、自分が取れなかった、もしくは相手に有利を作ってしまった、

という記憶が残ります。

 

つまり、テニスというスポーツは元々ミス(マイナス要素)の方が記憶に残りやすいスポーツなのです。

 

次に、良いショットとは皆さんにとってどんなショットですか?

大坂なおみ選手のサーブ?錦織圭選手のエアケイ?

もちろん「良いショット」ですが、

私が思う「良いショット」は、「状況に合わせた最適なショット」のこと。

つまりこれだ!という「良いショット」は存在しません。毎回変化します。

例えば、相手が打ってきた厳しいボールを何とか追いついて打った時間を稼ぐロブや

前衛を活かすために打った回転重視のゆっくりなサーブなど、

速かったり、凄いコースだったり、派手なショットが「良いショット」ではありません。

自分が打った前のショット、相手が打ってきたショット、

自分と相手の、ポジション、体勢、打点、など様々な状況の中で

最適なショットを選んで打てることが「良いショット」となるわけですね。

 

だんだん難しくなってきましたね笑

でもここからが大事。

 

つまり「良いショット」とは状況に合わせて打つこと。なのでラリー中に「良いショット」というのは

無数に存在している可能性があります。

それを自分自身で見つけ、認めてあげられるかどうかが前向きに次のポイントに向かうポイントになります。

言ってしまえば、相手の「良いボール」を返球出来ただけで「良いボール」を打てたことになるんです。

 

なかなか上手くならないな、勝てるようにならないな、、など

テニスに悩んでいらっしゃる方はとくに、前向きになるためにご自分のショットの中の「良いショット」に

目を向けてみてください!

 

片桐