2017/02/14

by 体感覚

アドバイスされたけど上手にできなかった経験は誰しもがあるかと思います。アドバイスをする人は、その人の為を思って、理解しやすいように教えてくれているはずです。しかし、聞いているほうは理解できない。だから、テニスって難しいと思いがちです。アドバイスを上手に受け入れるために意識しておいた方がいい事が体感覚が大切だと私は聞いた事があります。体感覚とは、自分の体で感じる感覚のことだそうです。ラケットでボールを打ったときの衝撃や、自分の体を動かしたときの感覚を感じることです。例えば誤って熱い物を触ったときに、「熱い」という感じがあります。こういった感覚が体感覚です。 ボールを打つ動作というのは、体感覚で成り立っています。ラケットを引いて、タイミングをとって、ラケットを振り出すなどは自身の体感覚を元に動かされています。コーチや他の人にアドバイスをされるときには、この体感覚というのが曲者ですね。体感覚というのは、あくまでも感覚なので言葉にすることができないのです。それに近い表現をすることができても、完全に表現することはできない。 しかしこれが非常に重要に成ります。言われた事ができないからといって、アドバイスがまったく役に立たないと言いたいわけではありません。 そのまま信じてしまってはいけない。 言われたとおりばかりではいけないということです。 自分の中の感覚の問題なのですから。 こういったことを知っているだけでとらえ方は変わってきます。 是非意識してみて下さい。

高瀬