2016/09/26
ボレーが苦手、ストロークが苦手、スマッシュが苦手など誰もが苦手なショットを持っていると思います。苦手意識は、ちょっとした経験から、ある特定の反応を身につけてしまうという特徴があります。何か思い出の音楽を聴くと「その時の思い出や感情があふれでる」といった経験をしたことはあると思いますが、テニスの場合、自分が苦手なショットを打つ状況になると、不安になったり、スイングや動きに迷いがでたり、力が入らなかったり、ボールが見えなかったり、色々と反応がでます。反応は人それぞれ違うと思いますが、人間は、なにか嫌な体験をすると「二度と同じ体験したくない」と考えます。そして、二度とその体験に出会わないように、筋肉を収縮して身構えてしまうそうです。テニスにおいて苦手意識は自分を守るための脳の働きでもあります。苦手意識は自分を守る脳の働きのため、その体験を二度としないように、さらに苦手意識を強化する傾向があります。苦手なショットを克服しようと練習に取り組むことが、苦手意識を克服する近道でもあるかと思います。