2016/04/22
僕は電車通勤なんですけど
よく電車で本を読みます
本は人並みに読みます
趣味に読書と言えるほど読みませんけど
電車の中と
寝る前に読む程度です
でも最近では居酒屋で焼き鳥をかじりながら黙々と読んだりもします
乗車駅で本の内容が盛り上がってきていると
家まで我慢できまてん
オススメってわけではないんですけど
ここ1年くらいで読んで面白かったものをいくつか紹介したいと思います
『モンスター』百田尚樹
コンプレックスを持った女性が努力をしてそれを解消していくお話し
努力してコンプレックスを解消し
手段を選ばず美に邁進する姿にある種のカタルシスを感じますが
女性の容姿にコロコロ態度を変える男性陣をみると
ふと、俺たちって女性をどうみてるんだろう、と考えさせられます
女性が読むのと男性が読むのとでなにがモンスターなのか見えてくるものが違ってくるような
そんな気がした一冊
「顔がいいから性格もいいのよ」という言葉が忘れられまてん
『ハゲタカ』真山仁
外資系ファンドが次々と企業を買収していくお話し
ファンドと言われても村上ファンドってあったなぁ
くらいの僕がこれを読んである程度意味がわかるようになりました
バルクセールとかバイアウトとか自分の知らない世界がてんこ盛り
難しい言葉もわかりやすく説明してくれるので読みやすいし
なにより圧倒的な情報力と駆け引きで相手を追い詰めていく鷲津が超カッコイイですわ
ハゲタカⅡも上下巻あるんですけど、イッキ読みできます
ラストウォッチの章でハゲタカの怖さをみたとき電車で「うわぁ」てつぶやいたの覚えてますわ
『新世界より』貴市祐介
1000年後の日本で念動力といわれる超能力を人類はみにつけていたというお話し
SF小説です
今とは違った世界の中で現在にも通じる問いかけをしてくること、そして読み終わり現実世界に戻って来た時にふと考えさせられるのが、僕はSF小説のよさだと思います。
未来であり世界が違う事で僕はその世界を無意識に今の世界とは別のものとして捉え
物語の中のあたりまえの問いに何の先入観もなく答えてしまいます
そして気がつきます、自分の新しい側面に
僕は今まで読んできたSF小説の中で一番この本が面白かったです
『竜馬がゆく』司馬遼太郎
幕末を駆け抜けた龍のお話し
僕は幕末大好きなんですけど
この、竜馬を中心に描かれた幕末が一番大好きです!
10代に読んでほしい本ランキングベスト3に入りますねこれ!
8巻まであるけど是非読んで欲しいキニ
『上杉鷹山』童門冬二
財政が悪化した藩政を様々な改革を行って建て直す上杉鷹山のお話し
こういう人をターンアラウンドマネージャーっていうんですかね
大事なのは人であり人を変えてしまうのは環境であーる
最高のリーダーですね
この本は僕の参考書です
『64』横山秀夫
刑事ではなく刑務な主人公のちょっと変わった警察小説
ほーんって本開いたらこれはこれでがっつり警察小説でしたわ
まず主人公が広報官なんですけど、マスコミの対応ってこんな大変なんだって思います
そして刑事の心理戦
人を疑う仕事ですから、その洞察力といったらこれ、読んでみてください
主人公三上の心情を表す描写がものすごく上手いので
どんどん三上になってしまいます
香川コーチに貸したんだけど、たぶん読んでないだろうなー
『7つの会議』池井戸潤
大好きな池井戸潤
いろいろ読みましたが
これは僕の中で池井戸潤流のミステリー小説や!て思いました
8つの短編がそれぞれ絡み合う展開
僕こういうの大、好きなんですよ
あるストーリーではサブキャラだった人が、違うストーリーではメインで~みたいな
主観から入って客観的にみれるっていう展開、ツボですわ
おまえ本当に暇なんだな
って言われそうですけど
本はいいですね~☆
活字ラブ