環境の変化が苦手な人は沢山いるかと思います。
風が強かったり、コートサーフェイスが違ったり、暑かったり寒かったり、テニスは基本的には自然の中で行うものなので、環境は大きく変化します。
そんな時に、風が強いからいいプレーができないとか、コートが滑って気になってプレーできないというような気持ちが強いと、自分のテニスはできないですね。
気持ちはすごく分かります。
私も外でやっていた時はそういった経験は沢山してきました。
誰もが、自分の思うような状況でプレーがしたいと思います。
でも環境の変化は変えられません。
だから、それを嘆くよりも受け入れることが大切だと思います。
どうしてという悲観的な考えではなく、どうすればという前向きな考え方が持てるようになるということだと思います。
簡単ではないですが、イチロー選手や三浦選手のように、現役を長く続けている選手は、前向きな考え方ができているんだと思います。
現役を長く続けている選手の言葉から学ぶことは多いです。
体が衰えていくことは仕方ない、しかし、その中でやれることやり、向上心や探究心を高く持ち、いつまでもやれるという自分を信じる強さを身に付けていると思います。
受け入れるということは選手としても人としても、大切なのではないかと思います。

高瀬