2020/09/26
ご質問の多いこのテーマについて。
少しでもお役に立てれば…
まず、試合になると、
不安になり、自分の実力を過小評価し、相手の実力を過大評価してしまいがちです。
必要以上に無理をしたり、警戒してしまったりして
ミスを連発することにつながってしまいます。
大事な考え方は、「相手も同じ気持ちだ」ということ。
試合はみんなが緊張しています。みんなが不安です。
「試合慣れ」という言葉がありますが、
対戦相手側が「試合慣れ」している、と思うだけで、
当人たちはきっと「試合慣れなんてとんでもない、不安で仕方ない」と
思っているでしょう。
言い換えれば「試合慣れしてるように見せられている」だけではないでしょうか。
まず、相手も同じ状況で戦っていることを知り、
落ち着くことが大切です。
次に、「集中する」こと。
当たり前のようですが、集中とは
何か1つのことに注力するということですよね。
ただ、「集中!」と言ったところで、
メンタル的には「何に?」という感じで
結局、本当の集中はできません。
例えば、「ボールを見ることに集中する」
よくプロの選手がゾーン(何もかも上手くいく瞬間)に入ったときにボールの文字が鮮明に見えた。と言っているようなことがあります。
ゾーンの正体は、「無意識」です。
意識して何かをしようとした瞬間にゾーンは解けます。
つまり、何も考えず、感じるままに動いた結果が
ゾーンなのです。
集中とは、前述した通り、
「何かに1つのことに注力する」ということですが、
裏を返せば、「1つ以外のことを無意識状態にする」こと
となります。
ゾーンに入りやすくなる状態を作るということですね。
ちゃんと返せるかな?
しっかり振り切らなきゃ
こういう時どうやって動くんだっけ?
などなど、、
試合中に心配になってしまうこと、多いですよね。
でも試合中に急激な技術力の向上は出来ません。
今、その時点での技術力を使って戦わなくてはならないと
割り切って、1つのことに集中してみましょう。
長くなってしまうので、
とりあえずここまで、、
次は、試合にとって重要な「流れ」について説明したいと思います。
片桐