2020/03/07
さて、今回も始まりました。
みなさん、コーチにアドバイスされて
「自分ではやってるつもりなんだけどな」と思ったこと、
1回や2回や3回や4回ありますよね?
自分も上司に指導されるときにそう思います笑
今回はそれについて。
最初に申しあげておくと、
自分が「こうやっているつもり」というのはほとんど当てになりません。
もしすべてイメージ通りに体現できるのならば
自分が打っている姿をビデオや写真で確認したときに驚かないはず。
実際はほぼ100%の方が「こんな風に打ってるんだ…」といいます。
皆さんも経験ありませんか?
なかなか厳しいことを言っている自覚はあります。
しかし、今回皆さんにお願いしたいのは、
それを乗り越え、認め、上達してほしいからです。
「こうやってるつもり」と「実際こうなっている」は
必ずと言っていいほど相違しています。
その上で、皆さんと皆さんのコーチがやることは
「こうやっているつもり」を変化させ、結果的に
「実際こうなっている」を成功に近づけることです。
少し間接的なイメージ。伝わりますか?
例えば、
ストロークがネットしました。
コーチに「スイングが小さい(=実際こうなってる)ので大きく振りましょう(=あなたがやること)」とアドバイスをもらったとします。
皆さんネットしたい人は1人もいないと思いますが、
ネットはよくしちゃいますよね?私もです。
ということは自分はネットしないようにいつも大きく振っているつもりです(=こうやってるつもり)
でもネットし、コーチにはスイングが小さいと言われた(=実際こうなっている)ということは
ネットを超えるためあなたのやることは大きく振ることなのですが、すでに大きく振っていたはず。
なので、何をしたらいいかというと、単純です。もっと大きく振ってください。いや、そんなに振る?というくらいに。
それで結果ちょうどいいスイングの大きさになり、ボールはネットを超えるはずです。
ネットにかかり、スイングが小さいと言われたことが=「実際こうなっている」ことなので
それを改善するためには「こうやっているつもり」のネットを超えるために大きく振っていること自体を
変化させないといけません。なのでいまよりもっとやる。
これをやるにはかなり自分を疑わなくてはならず、
苦手な考え方の方もいらっしゃるとは思います。
しかし、自分を客観視できることがどんなスポーツにも重要です。
もう一つコツを申しあげておくと、
「こうやっているつもり」を変化させるときには、現実感がなくても構いません。
むしろ、現実感に縛られるとうまくできません。
あくまでイメージなので、「ネットしないようにネットの上20m上を狙おう!」と考えたときに、
「いやいや、20m上って天井当たっちゃうじゃん…」という考えはいけません。
それで実際ネットの上3mをきれいに通るボールになればいいのです。
さあ、やってみましょう。
片桐