2021/11/13

by ボールの変化

「ボールの変化」

自分が打つボールまたは相手から飛んでくるボールの回転はトップスピン、スライス、時にはサイドスピンなどそれぞれありますよね。
では、そのボールがバウンドした後はどんな回転なのか考えたことありますでしょうか。

正解は、全てトップスピンになります。コートとの摩擦が発生し、強制的にトップスピンがかかるんですね。

そこから言えることは、相手のボールがどんな回転であろうと、バウンド後は全て同じなので、何かを気にして返球する必要はないということです。
ちなみに私は高校生の頃、よく考えもせずスライスのボールは回転が逆だから、回転がかかりすぎてネットしやすい、、とか思っていました笑

では、高く跳ねるトップスピンやバウンドが低い滑るスライスはどういう原理でそうなっているのでしょうか。

これは、入射角=反射角です。
高く跳ねるトップスピンはコートに対して垂直に近い角度で弾むので弾んだ後も同じ垂直に近い角度で跳ね上がるため、高く弾みます。
滑るスライスはその逆で、コートに対して平行に近い角度で弾むため、バウンド後も平行に近い角度で滑っていきます。

つまり!
いくら頑張ってトップスピンをかけても低い軌道で打ったボールは低い軌道で弾みます。
いくら頑張ってスライスをかけても高い軌道で打ったボールは高く弾みます。

ボールを変化させたかったら気をつけるのは入射角!軌道です。

例えば、男性みんなの憧れ相手のバックに高く跳ねるスピンサーブのコツは、ボールスピードをとにかく落とすこと!入射角を垂直に近づけてあげれば高く跳ねるボールはそこまで難しくはありません。

いやー無駄に低くて跳ねるボールを練習していた高校生のときの自分に教えてあげたい笑

皆さんも試してみてください!

片桐