2020/04/28
本日もよろしくお願いします!
最近オンライン会議がちょこちょこ開かれ、
テレワークしてるなぁ、と感じます笑
皆さん、孫氏の兵法ってご存知ですか?
紀元前500年ごろの中国の呉という国で将軍となった
孫武という方が著者と言われている、戦略書。です。
現代でも、ソフトバンクの孫正義さんも読んで勉強されたらしく、(孫が渋滞してる…笑)
ビジネス書に取り上げられていることも多いですよね。
その孫氏の兵法。
実は僕にはテニスのこと言っているようにしか思えないのです。
「故に人の形せしめて我に形なければ、則ち我はあつまりて敵は分かる。敵はおおしといえども闘うことなからしむべし。」
①敵の強みを避けて戦う
相手の強みや得意なところを避け、相手は予想していない場所での勝負にしてしまう。という戦略ですね。
例えば、試合相手は速くて鋭いフォアハンドストロークが得意。
皆さんならどう戦いますか?
簡単に言えば、バックを狙う。とか、ボレーに誘い出すとか。
ダブルスであれば、いろいろ出来ます。
その相手(右利き)のサーブだとしたら、デュースサイドのリターンは相手前衛の上を抜くストレートロブを打つべきです。
そうすれば相手のセカンドショット(サーブの後のショット)はおそらくバックになります。
相手リターンでも同様でおそらく得意な方をリターンサイドにしている方が多いので、そうではない状況で打たせるにはどうしたらいいかと考えればいいのです。
試合終わった後に、観戦していた仲間に「あのフォアなら負けても仕方ないよ…」となぐさめられて安心していてはダメですよ!
相手の得意を生かさないようにすることも、
テニスの技術です!
「百戦百勝は善の善なる者に非ざるなり、戦わずして人の兵を屈するは善の善なる者なり。」
②戦わずして勝つのが最善は策
正面から戦えばこちらも疲弊する。闘わなくとも相手が屈服する方法を選ぶ。戦わないで済むのなら自分の戦力も削らなくて済むので、最高な勝ち方と言える。
もちろん戦わないとダメです。デフォです笑
そういう意味ではなく、試合は1日に1試合とは限りません。むしろ大会運営側には雨天の場合や借りているコートの時間等もあるなどして、必死に試合を回してくれています。
なので、連続で試合なんてことも普通。
前の試合がタイブレークまでもつれ込んだ死闘だったかなんて関係ありません。
そういうものです。
ならば考えなくてはいけないのは、その日勝ち続けられるようにするペースマネジメント。
シードに劇的な勝利!をおさめた次の試合。うそのようにあっさり負けてしまわないように。
皆さんは山王に勝った後の愛和学院にも勝ってほしいのです。(自粛中にスラムダンク読みました笑)
では、どうするか。
相手はなにを考えているのか予測してください。
どうやったら相手が戦意を喪失させる(までいかなくてもやる気満々状態でなくす)にはどうしたらいいでしょうか。
「やりづらい」と思わせることです。
私の場合は大体ポーチを使います。
ペアのサーブのときには色んなポジションに立ったり、
フェイントをかけたりして、
いつも通りにさせないようにします。
なんだこいつ、と思われるようにすることを目指すので、
中途半端では意味がありません。
そのときに自分でポーチを決めても、決めなくてもいいです。
目的は「やりづらい」と思わせることなので。
よく野球に「うるさいバッター」と呼ばれる選手がいます。
バントの構えをしてみたら、やめたり。
立ち位置変えたり、バット短く持ったり、長く持ったり、
いろいろしてくると、ピッチャーはどれを気にしたらいいか分からず、集中できません。
そんなイメージです。
私が試合をしているときに後ろを通った方が
「あんなところに立ってたらダメだよねー」と言っているのが
聞こえたことがあります。
私は、しめしめ。と、思いました。笑
きっと相手もそう思っているからです。
そして案の定、意識しすぎて、相手はミス。
思いっきり空いているはずのコースに決まらない。
空いている!という気持ちからそこへ打つことや難しさや
意識して硬くなっていることに気付かず狙ってしまう。
という心理をついています。
って、待てよ。
すごく性格悪く映ってませんか?僕。笑
私には、技術やパワーはありません。
なので戦略を勉強しました。相手ことを他人よりも考えるようにしました。
そのうち、技術やパワーが必要なくポイントが取れることもあると気づくことができるようになりました。
話がそれましたが、、
そのように相手の戦意を少しでも抑えることで、
自分たちが疲弊しないで、勝利できるかもしれません。
その日の試合、全てにベストパフォーマンスが出来るよう、
やってみてください。
長くなってきたので、今日のところはこんな感じで。
2つとも共通しているのは真っ向勝負しないこと。
テニスにおいて実力=結果ではありません。
要は自分という兵力の使い方次第。
工夫次第で、勝利は掴める!
以上です。
片桐