2020/04/18

by 『テニスと私』 片桐編

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

といっても、このブログをご覧のみなさんには

毎日お会いしていますが笑

 

さて、「テニスと私」ということで

私とテニスの出会いをお話ししたいと思います。長文です。笑

 

両親がテニスが好きで休日になるとよく近くのテニスコートに出かけて、

仲間と一緒にテニスを楽しんでいました。

私と弟はというと。テニスコートの周りでラジコン、ミニ四駆、サッカー、野球…テニスをせい!

大人たちの休憩時間が私と弟のテニスの時間。

それが私とテニスの出会いなはずなのですが、、あんまり覚えてない…。

しかしながら、大人たちの必死な姿は子供の自分にはけっこう衝撃でした。

 

小学校高学年になったときに、ふと母親がテニス習ってみない?と。

ちゃんとしたコーチに習った方がいい。とのことで地域に1つしかないテニススクールへ。

そこはさすが長野の超ど田舎。いっつもコーチとマンツーマンでした。

ジュニアクラスってなかったんじゃないかな?

よくやって行けてたな…と今になると心配になります。(ちゃんと今もあります)

そこのコーチは男性のコーチ1人だけ。年齢は両親より少し下。

コート整備も経営もストリング張りも、全部一人でやっていました。

うちの母親はそのコーチがテニスを始めたころ、教えていたんだといつも誇らしげでした笑

その時には絶対テニスコーチにはなるもんじゃないなって思ってました。大変そうだし、お金持ちにはなれなそうだし笑

テニススクールは中学に入るころに辞めてしまいました。

 

本格的にテニスに打ち込んだのは高校から。

(同い年の藤本くんのブログにもありましたが、中1のタイミングでテニスの王子様の連載がスタートしました)

そう!まさに、テニスの王子様ブームで入部した硬式テニス部!

なんと歴代1番の入部希望者だったそう。

しかし、現実は厳しい。

超・超・超弱小高校。そもそもテニス部あったの?というレベルで、

私たちが入る前の部室は、大変なことになっていました…

テニス部といえば「軟式」。という学校で。

専用コートはあったのですが、グラウンドにコート作りました。というだけのようなクレー?コート。

冬になると霜が降りることと雪が降ることで全く使えず。春になったらコートの作り直しが待っています。

 

しかし、その中でも先輩たちや同期、後輩や保護者にも恵まれ、

冬場練習場所確保(近隣の私営テニスコートに交渉)、ノープラン練習からダブルス強化練習への移行、

部内戦制度を作り誰でもレギュラーになれるシステムへの変更。など。

自分たちが強くなれように、勝てるように。を考えてなんでもやりました。

 

その結果、なんと。

 

特にいい結果は出ませんでした。笑

部員の誰も県大会にも行けず仕舞い。

 

悔しかったですが、そこで火がついてしまいました。

テニスもっとやりたい。

 

ということで、東京にテニスの専門学校があることを知り、進学。

日本工学院八王子専門学校というところです。

正直、テニスばっかりやっていました。

充実したテニス施設、トレーニングルームも使い放題、怪我をしたらトレーナー科の友だちがケアしてくれる。

なんていい環境だったんだろうか。

そこで、私はテニスに明け暮れました。本当に。

そして、何とか、1番強いコートで強豪校出のみんなと練習できていました。

(といっても専門学校なので、大学とかと比べるとぜんぜんですけど)

 

一番の思い出は2年の夏。監督が言い出した、シード無しの1発勝負トーナメント。

負けたら東京地区大会すら出れないという地獄のルール。

そのルールに一番はまったのが、私。

1回戦からいつも同じコートで練習していた名門・学館浦安出身の後輩…

死闘の末、、7-8で敗退。(8ゲーム先取)

しかも必死過ぎて、二人ともゲームカウントを忘れてしまって、

観ていた友達からは、そこからカウント間違えてしまっていたそうな。笑

 

悔しかったなーあれ。

 

それでその勝った後輩は全国でダブルス・団体で優勝しました笑

(ここでまた言っておきますが、専門学校なので全国といっても正直すごくないんです)

ここでも先輩、同期、後輩に恵まれ、テニスが間違いなく強くなりました。

 

ここで同時に考えなくてはいけないのが将来のこと。

テニスの専門学校に入ったはいいけど、将来仕事なにするの?

 

テニスコーチにはなるまいと思っていた私がいまの仕事にいるのは、母の一言でした。

「嫌になったら帰ってくればいいから、とりあえずやってみなよ。」

つくづく思うのですが母は私のことをよくわかっています。

 

その一言でとりあえず、嫌になるまでやってみてたら、、、

今に至ります。笑

 

もちろん嫌なことが1つもなかったとは言いません。

でも、皆さんにテニスをお伝えすることの楽しさから離れられないんです。

 

そうじゃなきゃ、休講期間中に毎日オンラインレッスンやろっと。なんて考えません笑

 

さて、僭越ながら私から皆さんへのメッセージ。主に自分に向けてるのですが。

外出も自粛、色々なイベントや行事も中止、延期。ご存知の通りスクールも休講。

社会は「一時停止」しています。

 

でも、『今』は「現在進行中」です。

人生に1度しかない卒業式や入学式がなかったというお子さんのいらっしゃるはず。

社会は「一時停止」をしていても私たちの大切な『今』はどんどん過ぎ去っていってしまっています。

そんなのもったいない!

出来ないことはありますが、そこばっかり考えていては過ぎ去った『今』がかわいそうではありませんか?

「こんな時だからこそ」もちろんいいと思います!

それだけじゃない。「今しか出来ない、今だからできる」ことを探して一生懸命になったらいいのでは、と

私は思います。

それが私はオンラインレッスンを毎日更新することでした。

この機会にいろんな知識を皆さんに伝えたい、再開後に劇的に上達してもらえるように。

もっと何かあるはず。と探求していきます。

 

新型コロナウィルスで悲しい思いをされた方もいらっしゃると思います。

こんな状況になってなければ、と思う気持ちは絶対に間違っていないと思います。

少しでも今しか出来ない、今がから出来ることに目を向け、前向きになってもらえれば、と思います。

一緒に乗り越えましょう。

 

片桐