2019/12/23

by 考え方でテニスは変わる⑨

突然ですが、スイカ割りを想像してください。

割る方です。

目隠しをされ、棒を持たされ、

ぐるぐると回転させられて、

どこにスイカがあるかわからない状態です。

あなたが歩き出した1歩目を見て周りで見ている友達が

「そっちじゃない!」と言いました。

あなたは踏みとどまり、違う方向にまた足を踏み出すと、

「違う、そっちじゃない!」とまた友達が言いました。

あなたはいろんな方向に歩き出そうとするのですが、

友達は「そっちじゃない!」というばかり、、

どうでしょう?

いったいどこに進んだらいいのかわからなくなりませんか?

もちろん、友達はあなたに意地悪をしているわけではなく

一生懸命スイカのある位置を正確に伝えようとしています。

逆に。

スイカのある方向に少しだけでも足を出せたときに

「そうそう!そっち!」と言ってくれたらどうでしょう?

こっちが正しいんだとわかり、自信を持って進むことが出来ますよね?

自分がうまくプレーできなかったとき、自分に対して

「何してもダメだ!」

「全然うまくいかない!」

って思っていたりしませんか?

これはまさにスイカ割りの「そっちじゃない」ばかり言う友達です。

自分で自分の選択肢を狭め、難しくして立ち直れなくさせているんです。

もちろん、次のポイントは前のポイントを引きずり、いいプレーなんて出来ません。

少しでも良かったことを考えそれを使って次のポイントに考えを向けるといいと思います。

おすすめを紹介します。

終わったプレーのことは考えない。(ネガティブなことはとくに)

ミスした瞬間に、「次のポイントは○○しよう」と強引に考えるようにします。

失敗したけど相手はそれを見て、こうだった。とか

次のポイントの参考になるようなポジティブな内容はしっかり覚えておいてください。

ポイント間の時間は短いです、その中でいったん落ち込んでしまうと、

なかなか前向きになるのは難しくなってしまいます。。

落ち込まないように、前向きに、ポイントに向き合うことが大切だと思います。

ダブルスにも言えます。

ポイント間に「ごめん」とか「すみません」とか

言ってしまいますよね?

そうすると相手も「いやいやこっちこそあの場面で…」みたいな話になってしまって…

時間はどんどん過ぎていきます。そして残念ながら無駄な時間に終わってしまいます。

ダブルスパートナーになる程の信頼関係があれば、

二人で話してポイント間は「ごめん」なしね!とか決めてしまったらどうでしょうか?。

次のポイントのことだけ考えて二人して落ち込まないようにすべきです。

長くなってしまいましたが、テニスはメンタルスポーツ。

気持ちの持っていき方はあなた次第ですよ!

片桐