2018/07/13
ある夜の帰り道
クーラーで冷えた身体に生温い風がなにやら気持ちがいい
そういえば明日は休みだな
僕はおもむろに携帯を取り出し児玉惟に連絡をするポチー
(ユー!今日これから俺と飲みイッちゃいなよぉぉぉ)
≪あ、今日は島津くんの結婚式でしたので拒否します≫
()
そうですか
島津くんも既婚者ですか・・・
酒だ!
と冷蔵庫をあけると何もありません
酒を買いにいつもの近所の酒屋に行くと・・・
なんと僕の大好きなコロナビールがケースで2980円で売り出されているではありませんかぁぁぁぁあああ
破格!
圧倒的破格!僥倖!なんという僥倖!!
「オヤジ!1ケースください!!」
1ケース即買いです。ヒャッハー!!
・・・これが後にあの荒サーどもを呼び寄せることになるとは僕はこの時思いもしなかったわけで・・
キャー!
とりあえず入れるだけ入れてみましたゲヘヘヘヘ
どうやこれ、既婚者にはできますまいフヘへへへ
もうなにこれぇぇ宝石箱やん
ずっとみていたい
自炊もそれなりにするんですけどね、何も入っていませんね
大好きな赤味噌とバターしか入っていません
そんなある日
渡部コーチに僕は言います
いやーコロナまじ安く売っててさー俺の家は今コロナ祭りよガハハハワッショーイ
「ほーーん」
今思い出してみるとその時渡部の目が妖しく光っていたような気がします
いやいくらなんでも僕の家来ないですよね、遠いしねぇ
だがしかし・・・
僕はなんであんなことを言ってしまったんだ・・・
翌休日
わー
ほんとにきやがったこいつら!
悪ガキ荒いサークル軍団アラサー!
ガヤガヤと上り込み
お目当ての僕の宝石箱を早々に発見!
山賊かおまえらはぁあぁぁ!
井上陽水みたいなサングラスしやがってこの野郎
コロナもガンガンなくなくなります
田崎くんが青ざめてやってきます
「ガシラ・・・大変や・・・コロナに終わりがみえてきた・・・」
オイィィィィィィィィイイイイ!!
お・ま・え・ら
飲みすぎぃぃぃぃぃっぃぃぃいいいいいいい!!
冷蔵庫、いや宝石箱に・・・なにも入ってねぇぇぇえええ!!
終わりがみえてきたじゃねぇぇぇ
もう終わってるから
ジ・エンドだから
宝石箱空っておまえらルパンかよ
倒れ伏す僕に大矢が言います・・・
キターーーーー!
感謝!
圧倒的感謝!
喜ぶ僕に渡部くんもドヤ顔でいいます
「ガシラ・・・つまみなくなったら銀だこで買えばええんやで(ドヤ)」
は?
おまえはじゃんけんで盛大に負けてファミリーパック買っているんでしょ?お?
なに自分おごります(ドヤ)的な感じでいってんだ?お?
コロナ追加だYOOOOOOOOO
もう冷凍庫にも入れちゃうもんねー
てかいつまでいんのおまえら?
そろそろ錦織戦始まるんで帰ってもらってもいいですかね
昼間に始まったこの会
あれよあれよと日も暮れ夜に・・・
まぁ楽しい時間は早いですよね
早く帰んねーかなこいつら
結局みんなで錦織戦を応援することに
てか渡部くんこれなんかやりきった顔してんのムカつくね
おかげさまでウチのコロナは全滅ですわ
恐ろしや荒サー軍団・・・
でもつまみを作ったりなんだり楽しかったです
やっぱり料理は人に食べてもらってなんぼですな
荒サーたちが帰った後誰もいない部屋で少し思いましたね
また誰か遊びに来ないかなー☆