2013/05/28
よく読んでいる雑誌のように、文章をつづってみます。
こんばんは みなさま。
テニスをたのしんでいらっしゃいますか?
クエン酸と重曹のコラボレーションのしゅわしゅわ洗剤にはまっている フロント児玉維賢です。
なんか理科の実験みたいで、おもしろい。
さて、前回ブログの最後のほうでふれた「ローレウススポーツ大賞」についてお届けできればということで…。
(参照 → http://viptop.jp/sagamiono-blog/2013/05/18/470/)
錦織圭がロジャー・フェデラーに勝利したということを、ちょっと普通と違う目線で捉えました。
元々、ただ単に文書を作成することがすきで、たまに一人でコラムめいたことを書いては、
自己満足にひたっておりましたが、ちょっと披露してみたくなってしまいました。
ご好評のお声を少しでもいただけたら、たまにこの場で発表してみようではないか!と。
ということで、スタートします、、いつもに増して自己満足ブログ!
よく読んでいる雑誌「NUMBER」風にしています。
ココカラ------------------------------------------------
【テニス界全体へのインパクトになる可能性。フェデラーから挙げた、錦織の勝利の意味合い。】
ローレウススポーツ大賞をご存知だろうか。
競技を超えて年に一度選考されるその賞は、「スポーツ界のアカデミー賞」とも呼ばれ、個人部門とチーム部門がある。
たとえば、2001年には男子選手にはタイガーウッズ、男子チームにはサッカーのフランス代表、といった具合である。
その他そうそうたる顔ぶれが並んでいるわけだが、テニスプレイヤーもそこに多く名を連ねている。
男子はジョコビッチ、ナダルなど。
女子はエナン、セリーナなど。
その他にも受賞者が多く、カムバック賞や最優秀成長選手賞でも見かける。
これには選考委員に往年の名選手モニカ・セレシュがいることは無関係ではなかろう。
ちなみに2012年はウサイン・ボルトが獲得している男子選手賞を、4年連続で受賞した選手がいる。
ロジャー・フェデラー、その人だ(2005年~2008年。歴代最多受賞というだけでなく、4年連続受賞は今後破られない記録かもしれない)。
名実ともに史上最強のテニスプレイヤーであるフェデラーは、すでにピークを過ぎて久しい。
そんな中、歴史上もっとも過酷といわれる現在の男子テニスにて、いまだTOP4から落ちていないことは特筆すべきだ。
その選手を破る日本人が出てくることは、数年前まで想像すらできなかった。
しかし、錦織はそれをやってのけた。
あの日、フェデラーの出来は悪かったようだ。
しかし、クレーコートシーズン真っ只中のマスターズシリーズである。
マスターズとは、グランドスラムの次に格の高い大会。
錦織のプレーと強風に手を焼きつつ、フェデラーは悪いなりにまとめようとしていた。
これまでも、そうして勝利を拾ってきたはずだった。
事実、第二セットはフェデラーが取り返している(それも一方的なスコアで)。
これはフェデラーの「本気度」を示しており、彼にとって単なる一試合ではなく、もう一度グランドスラムで輝きを放ちたいという気持ちが、そこから透けて見えた。
すなわち、全仏オープンを見越していたはずだ。
このマスターズシリーズマドリードでしっかりトップ選手との試合をこなし、ローランギャロスで二回目の栄冠を狙っていく。
天敵のナダルは、今シーズン序盤はケガで出遅れており、チャンスはあるはずだ。
フェデラーの描いていた青写真は、そのようなものではなかったか。
錦織にはすでに昨シーズン、現在一位のジョコビッチに勝利した経験がある。
しかし、前述の「本気度」の話でいくと、ジョコビッチにとってその試合がさして重要でなかった可能性が高い。
シーズン最終盤で、マスターズよりも格の落ちる試合ときては、彼の精密機械といわれるストロークのスイッチを入れる必要はなかったともいえる。
それに対して、今回は相手の「本気度」が違うのだ。
しかもこれでフェデラーは4位にランキングを落としてしまった。
日本人である手前、もちろんこの錦織の勝利は嬉しいニュースだった。
しかし、これから(むしろ今も)伝説となっていくであろうフェデラーの全盛期を見てきたいちテニスファンとしては、なんとも言えない感情がある。
このままフェデラーがクレーコートシーズンで調子が上がり切らず…ということになると。
今シーズンで32歳、もう双子の子供たちにもお父さんの姿は見せられた、という気持ちが湧いてこないこともないだろう。
どの選手にも訪れる決断を与えるきっかけを、錦織が作ったということになるのかもしれない。
錦織の勝利はテニス界、ひいてはローレウススポーツ大賞の受賞暦から考えると、スポーツ界全体にインパクトを与えかねない。
少々おおげさだが、そんなものだったといってもよいのかもしれない。
------------------------------------------------ココマデ
以上です。
長々とすみません!
ちなみにですが、その後フェデラーは違う大会(クレー)で好成績を残しています。
錦織の勝利が引退の引き金に、とは考えにくくなりましたね。
今回、わたしは往年の大横綱 千代の富士が貴乃花に負けたことで引退を決意した、そんなシーンを思い起こしていました。
当然ながら、上記の文章はぜんぶ勝手な思い込みです。
でもいずれ、いわゆる「取材」みたいなことをちゃんとして、ちゃんと文章を書いてみたいものです。
ちょっとした目標、夢ですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。