2018/09/08
最近更新ペースええで!
最近、テニスコーチだというのに、テニススクールブログだというのに、
って事に気づいたので、唐突にテニスギアの話をしようかなと思います。
異論は認めないよ。
おじさんの言う事はぜったい!!
さてこちらにあるのは
左から、西勝大先生ご用達の
バボラ ピュアアエロ(以下Pくん)くん と
ミズノ F TOUR(以下Fくん)です。
私のアイボウですね。
どちらも、見た目の面の大きさとか形状とか変わんないじゃあないですか。
今回はあえて似ている2つの違いなんかをマニアックに攻めていこうと思うぞ!!
まずはこちらを注目!!
シャフトの部分(グリップ上の穴が開いている部分)がFくん丸っこいのに対して…
Pくんは平たいんです。
この形状のおかげで縦のスウィングへの空気抵抗が少なくなり、ラケットが縦に振りぬけやすい=スピンがかけやすくなっています。
厚いグリップ、特に軟式なんかやっていて、持ち方を変えずにやっている方にはお勧めだと思います。
逆に言うと、前へのスウィングに関しては平たい部分がもろに空気抵抗にかかって、その恩恵は受けにくいかもしれませんね。
スピンをかけない、または押し出すようなスウィングの方なんかは、Fくんのほうが癖がなく使いやすいと思います。
うん、かなりマニアックですね。次いこう!!
フレームの厚み。
Fくんのほうが太いですね。
Pくんのほうが鋭角になっており、これも空気抵抗を少なくする工夫を凝らしております。
しかし、フレームが厚いと、ラケット自体にボールを飛ばすパワーがあるので、そんなにラケット振り回さないよ!って方は、Fくんがいいかも。
試合をやっていると、ラケットを振れない場面があるじゃあないですか。そんな時にこの子は便利ですよ。
フォローしてくれます。ラケット界のフォロー神ですよこいつぁ。
ここが一番のポイント!!
ストリングを通す穴をグロメットといいますが、普通は丸っこいのですが、この二つは楕円形になってます。
つまり少し平たいんですけど、その向きが違う。
Pくんは横長、Fくんは縦長なのです。
Pくんはストリングとボールが引っかかるように(スピンがかかるように)
Fくんはストリングにボールが乗っかかる(打球感が柔らかくなるように)
それぞれ違うコンセプトで作られています。
ちなみに…
Fくんはフレーム横にも楕円グロメットを採用してますが…
Pくんは通常の丸グロメット。
Fくんは打球感をよりソフトにするために
Pくんは打球感はしっかり残す為の施策と思われます。
総じて、この二つを比べてみると
Pくんは
スピンをかけたい、思い切ってラケットを振りたい人お勧めラケット
Fくんは
しっかり打ちたい、でもまだまだ安定感がない人お勧めラケット
なんでしょうかね。
試打ラケットにこの2本が置いているので是非使ってみてください。
ということでいかがでしたでしょうか!!
もっともっといろんな拘りポイントがあるんですが、このように似て非なるラケットがいくつもあります。
いろんなラケットを使って、自分に合うものを見つけてください!!