2019/02/17

by 考え方でテニスは変わる②

前回、投稿した記事をご覧になった方々から、

たくさんの好評の声を頂きました、ありがとうございます!

不定期ではありますが、更新して参りますので、

ご覧になって頂ければと思います。

では、行きます。

前回はミスに対しての考え方を説明させて頂きました。

どうですか?ご自身の「良いショット」へ目を向けることが出来ていますか?

前回分https://viptop.jp/hikawadai-blog/2019/02/05/10828/

さて今回は、

「レディー(構えまたは正面向き)」についてです。

これも私がレッスンでよくアドバイスさせて頂く事なのですが

「苦手意識」って皆さんにもありますよね?

その「苦手意識」の正体から説明させて頂きます。

それのほとんどは、「経験不足」です。

 

例えばバックボレーよりフォアボレーの方が得意な方がいらっしゃるとして、

試合やラリーなどで失敗したくない状況の場合、どうしても

苦手ではないフォアハンドで出来るだけ打つ機会が多くなります。

ここでバックボレーの「経験不足」が発生します。

 

さらにバックボレーはフォアボレーよりも守備範囲が広いのに、

正面のボールを頑張ってフォアで打ってしまったり、

立ち位置をバック寄りに(フォア側をあけるために)してしまったり、、、

どんどんバックハンドを打つ機会がなくなり、「苦手意識」が強まっていきます。

結果。

相手が打つ前からフォアハンドに用意してしまったり、

身体がフォア側を向いてしまったりして、

ボールがバックに来ているのにフォアに用意してしまいそこから慌てて

バックに用意をして打つなんてことも。(結構よく見かけます)

これが普通になってしまうと、もはやバックボレーを上手くなるのは難しくなってしまいます。

 

そこで、私は

「バックボレーにボールを出しますよ!」と嘘をつきます。笑

実際にはフォアに出します。

なんと、ほとんどの方がフォアボレーをキレイに打ち返せます。

それは私を疑っているわけではなく(と思います笑)、

フォアはバックより得意な(経験値が高い)ので用意しなくても打てるのです。

必要なのはバックの準備。心構え。

特にボレーは時間がなく、「苦手意識」から来る「時間のロス」は命取りです。

それは苦手じゃなくてもうまく打てない理由になってしまいます。

 

最初の「レディー(構え)」の話に戻ります。

つまり、苦手な方に心構えを寄せると結果的に、フォアとバックどちらに来ても

打ち返せる。これが正しい「正面向き」となるのです。

 

皆さんは構えの時、何を考えていますか?

 

片桐